産後クライシスが原因で
離婚する夫婦が増えています。
どうすれば乗り越えられるのか
3つのポイントをご紹介します。
産後クライシスは離婚の危機?!
“クライシス(crysis)”には「危機」や「崩壊」という意味があります。
出産後2年以内に夫婦の愛情が冷めてしまうのが産後クライシスです。
母子家庭の約3割は、子供が0歳~2歳の間に離婚をしています。
他の年代と比べると圧倒的に多く、魔の2年間とも言われています。
「子供が産まれたばかりは幸せの絶頂では?」と考えがちですが、
幸せの絶頂どころか離婚してしまう夫婦もいるのが現実です。
一体なぜなのでしょうか?
ママの立場に立って考えてみます。
ママはまだ生まれて間もない赤ちゃんを大切に育てようとします。
初めての赤ちゃんの場合は、1つ1つの作業に非常に気を遣うものです。
赤ちゃんのお世話は大変です。
数時間おきの授乳とオムツ替え、深夜の夜泣きと休む暇がありません。
それに加えて、料理・洗濯・掃除と家事もしなければなりません。
体の疲れでホルモンバランスが乱れてしまい、情緒が不安定になります。
・ご飯を味わって食べる
・お風呂にゆっくり入る
・夜ぐっすり眠る
・美容院に行く
こうした今まで当たり前にできていたことができなくなります。
ストレスが溜まりますし、イライラしてしまうのは仕方ありません。
せめてパパが協力的ならよいのですが、その逆のパターンもあります。
「俺は仕事あるから」と家事・育児を全部妻に押しつける夫もいます。
このような夫婦の考え方・価値観の違いが産後クライシスを招きます。
夫の悪い部分ばかりが見えてしまうのが、この時期の大きな特徴です。
ただ子供の事を考えると、離婚という選択はなるべく避けたいですよね。
そこでここからは夫と離婚しないための3つのポイントを解説します。
産後クライシスの乗り越え方。夫と離婚しないための3つのポイント
1、産後クライシスを具体的に説明して協力を求める
産後クライシスについて知っている男性は10%未満しかいません。
そこでどのような現象でどんなサポートが必要なのかを説明します。
男性は物事を論理的に考える傾向が強く、資料やデータを好みます。
産後クライシスについてもプレゼンだと思ってやってみて下さい。
夫婦間で話し合う時間を作り、やってほしい事を具体的に伝えて下さい。
出産前にできれば理想的ですが、出産後でも決して遅くはありません。
2、ダメ出しはしない。褒めて伸ばす(笑)
夫の家事や育児を見ていると、イライラしてしまう時があります。
やり方を間違えて余計な仕事を増やされることもあるでしょう。
しかしそこでダメ出しをしてしまうと、もうやってくれなくなります。
まるで子供のようですが、上手に褒めて気分をよくするのが大切です。
協力してくれた時は、感謝の気持ちを言葉に出して伝えるようにします。
その際に「次はこうしてくれたらもっと助かる」と要望してみましょう。
3、出産後しばらくは実家に帰る
最後はある意味で強硬手段です。
出産後しばらくは実家に帰る事で、家事の負担を減らす事ができます。
夫が仕事で忙しくて、毎日寝ている時間に帰ってくる家庭だとします。
物音に反応して、せっかく寝た赤ちゃんが起きてしまうと最悪ですよね。
このような状況では夫にも妻にもストレスがかかりうまくいきません、
家庭環境によってはこうした選択肢を考えてみるのも1つの方法です。
まとめ
★出産後2年以内に母子家庭になるケースは非常に多い。
★産後クライシスを乗り越えるには夫の協力が必要不可欠。
★出産後しばらくは実家に帰るのもあり。
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